iPSポータルは、医薬系大学、バイオ関連分析機器企業、製薬・再生医療企業等のiPS関連事業分野を広くカバーするポータル・カンパニーとして、iPSテクノロジーを核とした創薬・再生医療のソリューションを提供する企業です。

ニュースリリース

2016-03-07
国家戦略特別区域血液由来特定研究用具製造事業特定認定取得のお知らせ

国家戦略特別区域血液由来特定研究用具製造事業特定認定を取得し、血液由来特定研究用具として神経系疾患iPS細胞を作成する件につき広島大学と契約締結しました。

株式会社iPSポータル(代表取締役社長::村山昇作)は、厚生労働大臣による国家戦略特別区域血液由来特定研究用具製造事業特定認定を平成28年2月29日付で取得いたしました。平成27年9月9日付で国家戦略特別区域認定事業者としての内閣総理大臣認定を受けておりましたが、改めて事業実施を厚生労働省に対して申請し、製造設備や品質確保に関わる社内体制などの確認を受けて事業認定を受けたものです。従来、業として血液検体から研究ツールを作成することはできませんでしたが、今回の事業認定を受け、当社はこうした研究ツールの提供が実施できるようになります。

また併せて当社は、国立大学法人広島大学と神経系疾患に関するiPS細胞を採血検体から作成する共同研究契約(研究責任者:広島大学原爆放射線医科学研究所 川上秀史教授)を締結いたしました。

アルツハイマー病などの神経系疾患に向けては世界中で新薬の研究開発が進められています。しかし一方で個人個人で多様な疾患関連遺伝子の変異があるため薬の有効性に差が生じることが新薬開発における難しさになっています。今回当社は国家戦略特区事業の認定を受け、広島大学と共同して数十名の神経系疾患患者様から採血検体を提供いただいて、主要な関連遺伝子変異パターンを網羅する「疾患iPSパネル」を構築して製薬企業等に提供して行く計画です。「疾患iPSパネル」の活用により、製薬企業においては新薬研究の初期段階からターゲットとする遺伝子変異群(すなわち患者群)を明確化したり、治験のデザインにも役立てることができると考えられます。

iPS細胞には、「ほぼ無限に増やせる」、「どんな細胞にも分化できる」、「誰からでも作れる」、という特徴があります。協力者にとって低侵襲な採血によって得られる検体の活用は、このうちの「誰からでも作れる」という特徴を最大限利用し得るものだと言えます。今後も当社は様々な大学医療機関と提携して、革新的な医薬品の創生につながるツールとしてのiPS細胞の提供を進めて行きます。